地表に湧き出した温泉は地球がつくりあげた完成品
温泉はホンモノのみが自然治癒力を高めることができる。究極のホンモノの温泉は、自然湧出の湯で、自然湧出泉とも呼びます。これは硫黄泉、食塩泉、炭酸泉など泉質名ではなく、湧出の形態を指す呼び名です。考えてみれば、湯治が盛んになった江戸時代、そのはるか以前から日本人の頭にある温泉のイメージは、泉のように「お湯が湧いている」状態しかありえなかった。現在のように、地下一〇〇〇メートル、二〇〇〇メートルまで掘削して、温泉をくみあげる技術力など影も形もなかったのですから。
[参考サイト]
三河安城 ビジネスホテル
http://www.jalan.net/biz/230000/STA_990683/
臼杵 ホテル
http://www.jalan.net/hotel/440000/STA_018654/
上野ファーストシティホテル
http://www.jalan.net/yad304605/
ホテル日航東京
http://www.jalan.net/yad311218/
飛騨高山 ホテル
http://www.jalan.net/220000/LRG_220200/
つまり、私たちが「温泉とは自然に湧き出したもの」と思い込んでいる理由が、ここにあります。そのような情報が日本人のDNAに刷り込まれたのは、歴史的な成り行きだったにちがいありません。ちなみに自然に地表に湧出するのではなく、地下から温泉をくみあげるというのは、その温泉に力がないからです。地表まで湧き出させる圧力としっかりとした経路がないということですし、何よりも湯量がかぎられているということでもあるのです。地表に湧き出した温泉は、地下活動が、すなわち地球がつくりあげたいわば完成品です。何万年、何百万年にもわたって地殻の中で生成された温かい地下水、ならびに水蒸気・ガスには多種多様な成分が含まれています。その成分とはミネラルの場合もあるし、放射性物質のときもある。温泉は一つひとつ履歴が異なります。温泉にはそれぞれに個性があるというのはこういう意味なのです。さまざまな成分を含んだ地下水が地表に出てきたものが。自然湧出泉であり、それが人間に発見され、何らかの治療効果が知られて湯治場となった。自然湧出のお湯は、たとえていえば、地球から私たちにプレゼントされた美味極まりない完熟トマトなのです。完熟トマトは鮮度が大事です。少しでも間をおくと、腐ってしまいますからね。このたとえからすれば、掘削によって温泉はオレンジ色のトマトの状態。
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