津軽線に乗り入れ
〈白鳥11号〉は青森で進行方向を逆にして津軽線に乗り入れ、2キロメートルほど西進したのち針路を北にとり北海道をめざす。本州と北海道を結ぶ多数の客貨列車が行き交う動脈だが、途中の新中小国信号場までは単線の細道。青森起点31・4キロメートルの中小国からいよいよ津軽海峡線の旅が始まる。一つ手前の蟹田で乗務員はJR東日本からJR北海道にバトンタッチした。青函トンネルに突入した列車は海面下256メートルまで
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「北海道ちほく高原鉄道」の小さな旅
14時25分、キハ40形2両の後部に「ちほく高原鉄道」のCR70形ディーゼルカー1両を連結した2551Dが帯広から到着、このCR70形が快速〈銀河〉となって北見へ向かう。もちろんワンマン運転で、発車時の乗客は高校生と地元客あわせて19人、のんびりした旅になりそうだ。盆地状の畑の中を北へと走る車窓はわびしく、活気が感じられない。池田と石北本線の北見を結ぶ140キロメートルのこの路線は、網走本線として
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新設特急に数々の新愛称
新幹線開業と引換えに東海道在来線・東京〜大阪間の151系電車特急は全廃され、西に移って新大阪〜博多間〈つばめ〉〈はと〉、新大阪〜下関間〈しおじ〉、新大阪〜宇野間〈うずしお〉〈ゆうなぎ〉に生まれ変わった。キハ80系気動車特急は上野〜山形間〈やまばと〉のほか、函館〜網走・釧路間には愛称が東海道電車特急から都落ちした〈おおとり〉が登場、さらに年末の12月25日からは初の交直流特急形電車481系を使用した
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伊香保温泉水道水風呂事件
白骨温泉における入浴剤混入を暴いた、「週刊ポスト」の次なる標的は、群馬の名門伊香保温泉だった。「白骨温泉などよりもっと悪質な方法で、客を欺いている宿がある」という内部告発があり、ポスト編集部が直撃取材に出向いたということである。現在この業界は人の移動が激しい、というよりも雇用に不安定な部分があるようだ。そこで、なんらかの理由で辞めていった元従業員が、経営者に意趣返しの意味もあるのか、こうした情報提
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温泉偽装問題が勃発
準備も着々と進んでいた七月も半ば、とんでもない醜聞が日本全国を駆け巡った。「白骨温泉は着色されていた!」「週刊ポスト」のスクープであった。名湯白骨温泉のこのスキャンダルは、夏のレジャーシーズンを直前にして強烈なインパク卜を日本人に与えた。後追い取材も凄まじく、東京のキー局であるTBSは、内部告発によってあるホテルの入浴剤混入を新たに暴いた。これは、立入検査を行った長野県職員が撮影した隠蔽の瞬間の映
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地表に湧き出した温泉は地球がつくりあげた完成品
温泉はホンモノのみが自然治癒力を高めることができる。究極のホンモノの温泉は、自然湧出の湯で、自然湧出泉とも呼びます。これは硫黄泉、食塩泉、炭酸泉など泉質名ではなく、湧出の形態を指す呼び名です。考えてみれば、湯治が盛んになった江戸時代、そのはるか以前から日本人の頭にある温泉のイメージは、泉のように「お湯が湧いている」状態しかありえなかった。現在のように、地下一〇〇〇メートル、二〇〇〇メートルまで掘削
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大型ホテルは敬遠しよう
ニューヨークヘミュージカル鑑賞に出かけたYさんは、ブロードウェイに近い大型ホテルを選びました。名前も一流で、セキュリティがちゃんとしていると思ったからです。ホテルはとても混んでいました。大きな宴会場ではビジネス会議が開かれているらしくいろいろな人種が集まっています。ロビー横の売店では新聞やビジネス雑誌ばかり目に付いて、一般的な観光客向けの地図などは見かけません。さらに翌朝からが大変でした。食事に行
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東京都から横浜市にかけてのエリア
東京都から横浜市にかけてのエリアは、じつは地下温水に恵まれた地域である。とくに東京湾に近い大田区周辺は、以前から温泉銭湯が多く、ここでも共用の温泉大浴場付き分譲マンションが出現している。温泉は地下一五〇〇メートルも掘ったものだ。二〇〇三年、都心ではアミューズメント型温泉施設も続々姿を現した。場所がすごい。お台場に東京ドームに豊島園と、集客力のある所ばかり。お台場に三月にオープンした「大江戸温泉物語
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ホテルらしいホテルが姿を消す
初の外資系ホテルだった東京ヒルトンのサービスノウハウと、それを受け継いだキャピトル東急ホテルの経験を持つ、同ホテルのスタッフは、その後、外資系ホテルが開業する度に引き抜かれてきた。いわゆる「御三家」で日本的経営にどっぷりと浸った日本人スタッフより、外資の経営ノウハウとサービスを身につけた、キャピトル東急のスタッフのようなやる気のある人材を、外資系ホテルは望む。それは、既に実績を上げている既存ホテル
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別府八湯を見るツアーについて
二〇〇三年春のツアーでは、「別府八湯」という彼らが掲げた、湯を中心とした取り組みの成果を参加者にお見せしたかった。なんといっても別府は湯が豊富なのである。この湯を大切にしていけば、必ずこの街を愛してくれるファンが拡大するはずだ。別府のなかでも鉄輪温泉は、今もなお湯治場のスタイルを残す数少ない温泉地である。貸間旅館という、低料金で泊まれる自炊施設付きの宿が、今もなお活躍中である。これはどの規模で湯治
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ベッドは高齢社会に不可欠になる
当たり前のことだが、誰でも歳をとる。歳をとれば、当たり前のことだが、身体のあちこちが傷んでくる。あちこちが傷んでくれば、当たり前のことだが、身体が言うことをきかなくなる。言うことをきかない身体を無理に動かせば、当たり前のことだが痛みが出てくる。ツライ。これが今、日本旅館にとって最も重要な「当たり前」問題である。当たり前のことに中々気付いてくれないのである。「由布院玉の湯」は気付いてくれている好例だ
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全国津々浦々、温泉だらけ?
環境省統計「都道府県別温泉利用状況」によると、二〇〇二年三月末現在での日本の温泉地数(宿泊施設のある温泉地のみ)は三〇二三か所。源泉が湧き出る湯元となる泉源の数は、二万六七九六か所。日帰り温泉施設が含まれる温泉利用公衆浴場数は、六四三三か所に上っている。一九三四年には、全国の温泉地数は八六八か所、泉源数は五八八九か所だった。当時と現在を比較すると、温泉地の数は約三・五倍に、泉源の数は約四・五倍に膨
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大型日帰り温泉施設について
大型日帰り温泉施設は、自宅の小さな浴槽とは比較にならないほど、のびのびと湯に浸かれて、開放感がある。お風呂のはしごも楽しめる。サウナも露天風呂も一応ある。以前に「サラリーマンが家庭でいちばんくつろげるときはお風呂」という調査結果があったが、大勢の人と一緒でも、思い思いにリラックスやリフレッシュできるのだろう。それに近場の日帰り温泉施設では、温泉宿の貸切風呂ブームと歩調を合わせ、水着着用で男女一緒に
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飛行機のクセが強すぎる
斬新なアイディアや技術を使った飛行機は、それがゆえに強いクセをもつ。クルマと同様だ。中・短距離用ジェット機として一九六二年に初飛行したボーイング727は、距離の短い区間でも早く高い高度へ到達し、高い高度から短時間で着陸するために面積の小さな主翼と高揚力装置を採用した。同時に、三基のエンジンを後部にまとめて配置するというユニークな設計も採用したため、上昇力や降下率の大きな機体が実現したのだが、パイロ
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ハウステンボスこそ巨大なミュゼアリゾート?
弓張の丘ホテルと同じ長崎県佐世保市に、かの有名なハウステンボスがある。広大な敷地にオランダの都市を再現し、平成4(1992)年の開業以来、年間400〜500万人の人々を集客してきている日本有数のテーマパークである。ただし「ハウステンボスがテーマパーク」という表現には、個人的には多少抵抗感がある。日本で言われるテーマパークには遊園地的な色合いが濃く、ハウステンボスは果たしてそうした娯楽性を追求した施
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ホテルが持っている味わい
私にとっては高級ホテルが万能というわけではない。私の「極みのホテル」には、一種説明しがたい要素が加わる。それは何かと一口に言えば、自分にとって泊まる・利用する価値があるかどうかということである。言い換えると、ほかのホテルにない味わいをそのホテルが持っているかどうかがポイントになる。私の関心を引いたその何か特別なものが1つでも、飛び抜けて秀でているものであれば、私の中では得点が高くなるという仕組みで
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肩こりの人は無臭の湿布を持参
飛行機での長旅で、肩こりに悩まされる人も多いようです。ロングフライト血栓症のように深刻な結果を招くものではありませんが、肩こりが悪化すると、ひどい頭痛をともなうこともあります。飛行機から降りたあとも、旅先でずっと肩こりや頭痛に悩まされるのでは、せっかくの海外旅行がつらいものになってしまいます。とくにエコノミークラスの場合、狭い座席で身動きがとれない状態で長い時間を過ごします。睡眠にしても、ふだんと
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硫黄臭漂う、明治の国際温泉地
「温泉は一に雲仙とも書くと、案内記に書いてある。如何さま温泉と書いて、これをウンゼンと読ませることはむづかしい。いっそ雲仙にしてしまった方がよかろうと私は思った」(杉村廣太郎『温泉獄を巡りて』大正一三年)温泉を雲仙と書くようになったのは、昭和九(一九三四)年、雲仙がわが国最初の国立公園に指定されてからのことのようである。『肥前国風土記』には雲仙の名は高来峰として出てくる。温泉山とは真言宗の行基が開
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温泉情緒あふれる石段の街
榛名山の束麓、標高七〇〇〜八〇〇メートルの高地に湧く伊香保は、古くは『万葉集』にもその名が見える古湯である。伊香保はメーンストリートが石段という特異な温泉街を形成している。三〇〇メートルにわたって延々三六〇段も続く石段街の入り口付近に、共同浴場「石段の湯」があった。粋な紫ののれんをくぐり奥へ進むと、石造りの浴槽から茶褐色の湯があふれていて、つい笑みがこぼれたものだ。湯宿や土産物屋が立ち並ぶ石段街を
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西洋人にとってのホテル
西洋文化が生んだホテルは、発想がまったく異なる。現在のシティホテルの原型となったのは、ヨーロッパ諸国が植民地に建てた宿泊施設だったといわれる。未開のジャングルや野生動物がうろつく草原に、ヨーロッパからやってきた資本家は、どうにかして自分の屋敷並みの居心地のいい建物を建てたいと願った。ふんだんに用意された水や清潔な食事、教育された召使い、趣味のいい家具、それらは彼らの日常だった。決して物見遊山の発想
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熱海に提案したいこと
熱海に提案したいことがある。これは半分は予測のもとに書くことなので、実現の可能性は分からない。熱海は名門「熱海つるやホテル」をはじめいくつかの大型ホテルがすでに廃業している。ピークの時期には能力いっぱいだった湯量も、いまでは余裕があるのではないだろうか。もしそうならば、全国に先駆けて「脱循環風呂宣言」をしてはどうだろうか。現在も二四時間風呂を看板にしているホテルがあるようだが、湯の町熱海の復活にこ
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四国遍路でもっと温泉の安らぎや癒しを享受していただい
八十八ヵ所札所についても、いったいどんな土地が、弘法大師空海や彼の足跡をたどった人々の魂を揺さぶったのか。古から人々が求めてやまなかった霊場・聖地というものを生んだ土地そのもの、四国の自然風土に、より注目したい。現代の私たちもまた、一つひとつの霊場の持つ「場」の力と、温泉の持つ自然治癒力に心とからだが共鳴し、そのことによって癒されていく。こうしてトータルに四国の自然風土を巡る中で、自分の何かをよみ
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海外旅行の疲労のピークは、帰国48時間後にやってくる
海外旅行はどんなに楽しかったとしても、疲れるものです。その疲れのピークは、帰国してから48時間後にやってきます。どんな環境に置かれたとき、心筋梗塞が起こりやすいのか。ある研究によると、大きなストレスが加わった場合、それから48時間後がもっとも多い、としています。肉親が急死してしまった。たいへんなショックです。これほどのショック、言い換えれば激しいストレスを受けても、医学的視点からすると、少なくとも
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私の初めての海外旅行
私の初めての海外旅行は、大学卒業の時に友達4人と行った、グアム5日間の旅です。いろんな旅行会社のパンフレットを集め、友達とあれこれと計画を立てたのを思い出します。私以外の友達は海外旅行の経験も豊富で、中には英語が堪能な友達がいたので、言葉の心配もありませんでした。予定していたホテルが、都合で泊まれなくなり、ワンランク上のホテルにグレードアップしてもらったのを覚えています。夜中にグアムに到着したので
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小さい頃は、家族旅行に行った事がない
私は小さい頃、家族で泊まりがけで出かけた事がない。それはなぜかと言うと、家を留守にするには近所に気を使わなければならないからだと母は言っていた。友だちは夏休みになると家族旅行に行く子が多かった。それなのに、どうして私の家はそんなに近所に気を使わなければならないのかが、よく分からなかった。だが、大人になってその意味がものすごくよく分かってきたのだ。一戸建てである私の家は、近所づきあいが成り立っていな
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